60代後半・女性・主婦・年金(1)(死亡事故・裁判)
1 交通事故の死亡事案の解決例
交通事故の死亡事案の解決例の一部を紹介いたします。
プライバシーに配慮して、紹介いたします。
注意点〜死亡による逸失利益等
本件は、令和2年3月31日までに発生した交通事故の死亡事案です。
令和2年4月1日以降に発生した交通事故の死亡事案は、法改正により、以前の事案より、死亡による逸失利益が高額になる等の違いが生じますので、ご注意ください。
2 事案の概要
被害者 | 60代後半、女性、主婦、年金 |
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依頼者 | ご主人、お子様 |
交通事故地 | 関東地方以外 |
依頼時期 | (刑事)加害者の刑事処分(罰金処分)後。 (民事)依頼者の自賠責保険会社に対する被害者請求(約2400万円)後 |
3 民事手続き
民事裁判
自賠責保険金では足りない分を求めて、民事裁判を提起しました。
交通事故の死亡事案の解決方法について、詳しくは、「交通事故の死亡事案の解決方法(裁判、示談交渉)」をご覧ください。
解決:和解(裁判所の和解案)
弁護士費用と遅延損害金について譲歩しない姿勢を強く示したため、裁判所から、判決と同内容の和解案が提案され、和解で解決しました。
解決期間(民事裁判提起から解決まで):約11か月
死亡による逸失利益(家事労働):約1200万円
裁判・弁護士基準通り、約1200万円を獲得しました。
死亡による逸失利益について、詳しくは、「死亡による逸失利益」をご覧ください。
死亡による逸失利益(年金):約600万円
裁判・弁護士基準通り、約600万円を獲得しました。
死亡による逸失利益(年金)について、詳しくは、「死亡による逸失利益(年金収入)」をご覧ください。
死亡慰謝料(本人及び近親者の総額):2300万円
裁判・弁護士基準は、2000〜2200万円であるところ、2300万円を獲得しました。
死亡慰謝料について、詳しくは、「死亡慰謝料」をご覧ください。
葬儀関係費用:150万円
葬儀関係費用について、詳しくは、「葬儀関係費用(死亡事故)」をご覧ください。
過失割合(被害者:加害者):5:95
被告は10:90を主張し、激しく争いましたが、5:95を獲得しました。
弁護士費用と遅延損害金:合計約500万円
当事務所の弁護士費用は、被告側の任意保険会社に負担させた弁護士費用と遅延損害金から、全て捻出できました。
弁護士費用について、詳しくは、「弁護士費用(損害関係)」をご覧ください。
遅延損害金について、詳しくは、「遅延損害金」をご覧ください。
獲得総額(自賠責保険金を含めた総額):約4900万円
4 その他
本件は、関東地方以外の遠方からのご依頼でした。
民事裁判は、6回期日が行われ、1回出頭し、残りは、電話会議の方法(遠隔地にある裁判所に出頭しなくても、弁護士が事務所にいながら電話で裁判できる方法)で対応しました。