交通事故の死亡事案の解決方法(裁判、示談交渉)

1 交通事故事件の主な解決方法

交通事故の損害賠償請求事件では、主に、「示談交渉」、「裁判(訴訟)」という解決方法があります。

詳しくは、「交通事故事件の主な解決方法(示談交渉、裁判)」をご覧ください。

2 交通事故の死亡事案の解決方法〜「示談交渉」と「裁判(訴訟)」の比較

(1)解決時間の比較

示談交渉は、裁判(訴訟)での解決と比較して、一般的に、早期の解決が可能です。

そして、交通事故の死亡事案の場合、示談交渉の解決時間の目安は、約3か月です。

他方、裁判(訴訟)の解決時間の目安は、約1年(半年〜1年半程度)です。

裁判(訴訟)の解決時間の目安について、詳しくは、「Q5 裁判(訴訟)をした場合、事件終了までどのくらい時間がかかりますか。」をご覧ください。

(2)金額面の比較

裁判(訴訟)は、示談交渉での解決と比較して、一般的に、高額な金額での解決になります。

特に、裁判(訴訟)をした場合、弁護士費用について、全損害額の1割程度を、加害者側(任意保険会社)に負担させることが可能です。

詳しくは、「弁護士費用(損害関係)」をご覧ください。

また、裁判(訴訟)をした場合、遅延損害金(年3%)を、加害者側(任意保険会社)に負担させることが可能です。但し、令和2年3月31日までに発生した交通事故については、遅延損害金は、年5%とされています。なお、交通事故被害者にとっては、年5%の方が、有利になります。

詳しくは、「遅延損害金」をご覧ください。

これにより、当事務所の弁護士費用を全て、結果的に、加害者側(任意保険会社)に負担させることが可能です。

3 交通事故の死亡事案の解決方法

(1)基本的に、裁判(訴訟)

ア 損害額が高額になる事案

一般的に、損害額が高額になる事案ほど、裁判(訴訟)での解決が適し、損害額が低額になる事案ほど、示談交渉での解決が適しているといえます。

これは、一般的に、損害額が高額になる事案ほど、解決に時間がかかるデメリットより、高額な金額での解決になるメリットが上回り、損害額が低額になる事案ほど、低額な金額での解決になるデメリットより、早期の解決が可能であるメリットが上回るからです。

そして、死亡事案のように、損害額が高額になる事案では、基本的に、裁判(訴訟)での解決が適しているといえます。

イ 自賠責保険会社に対する被害者請求

また、被害者遺族は、裁判(訴訟)をする前に、自賠責保険会社に対して、被害者請求をすれば、自賠責保険金を迅速に受け取ることができます。

死亡事案では、上限3000万円です。なお、3000万円は上限額で、これ以下の金額の場合もあります。高齢者などの場合、これ以下の金額になることが多いです。

被害者遺族にとっては、裁判(訴訟)をするための十分な軍資金を確保できることにもなります。

被害者請求について、詳しくは、「自賠責保険会社に対する被害者請求」をご覧ください。

(2)示談交渉

但し、交通事故の死亡事案であっても、事案によっては、示談交渉での解決が適している場合もあります。

また、被害者遺族が、様々な事情により、裁判(訴訟)より示談交渉での解決をご希望される場合も多いです。

(3)当法律(弁護士)事務所の対応

当法律(弁護士)事務所では、交通事故の死亡事案の損害賠償請求事件のご依頼を受けることになった場合、「示談交渉」と「裁判(訴訟)」のメリット・デメリットをご説明するとともに、被害者遺族のご意向をお聞きして、最終的には、被害者遺族のご意向に従って解決方法を選択しております。

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