加害者の刑事責任

１　はじめに～交通事故の死亡事案の損害賠償請求事件

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当法律（弁護士）事務所は、交通事故の死亡事案の損害賠償請求事件を、専門的に取り扱っております。

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そして、加害者の刑事手続きの結果は、民事の損害賠償請求に影響を与えます。

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また、当法律（弁護士）事務所は、ご依頼者からのご希望があれば、加害者の刑事手続きについても、加害者に厳罰が下されることを追及する活動を行うなど、被害者遺族のサポートを、積極的に行っております。

詳しくは、「加害者の刑事責任・厳罰の追及」をご覧ください。

（４）

そこで、以下、加害者の刑事責任について、説明いたします。

交通事故の死亡事案の加害者（運転者）は、民事責任（損害賠償義務）の他に、刑事責任（過失運転致死罪など）も負い、刑事罰を受けます。

そして、刑事罰には、懲役刑、禁錮刑（刑務所に入る刑）、罰金刑などがあります。

但し、加害者（運転者）が刑事責任を負うのは、加害者（運転者）に、交通事故を起こしたことについて、過失（落ち度）がある場合になります。

そして、交通事故加害者（運転者）に過失（落ち度）があったことの立証責任を負うのは、捜査機関（警察、検察）とされています。

これは、刑事手続きが、人に刑罰を課す手続きである以上、慎重な手続きが要請されるからです。

よって、捜査機関（警察、検察）が、これを立証できなければ、交通事故加害者（運転者）は刑事責任を負わないことになります。

なお、民事の場合、運行供用者（通常は、自動車の運転者と所有者）も、民事責任（損害賠償義務）を負います。

詳しくは、「「誰に」損害賠償請求できるか」をご覧ください。

しかし、刑事の場合、単に、自動車を所有しているだけで、交通事故について何も関わっていない場合、刑事責任（過失運転致死罪など）を負いません。

〇自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律（自動車運転処罰法）５条（過失運転致死傷）

「自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。」

投稿日2009年6月25日（更新日2023年7月10日）

平成１４年、弁護士登録。平成２１年、独立して、希望総合法律事務所を設立し、交通死亡事故専門サイト「交通事故による死亡・弁護士相談」の運営を開始。

以後、当サイト経由による依頼により、抱えている事件の９割程度が、交通事故の死亡事案となり、日本で唯一と思われる「交通事故の死亡事案」を専門的に取り扱う弁護士として活動。