通院交通費
1 はじめに
交通事故の死亡事案でも、被害者が、死亡に至るまでの傷害に関して入院し、被害者の近親者等が、付き添った場合、入院付添費の損害が認められる場合があります。
さらに、入院付添のための付添人の、病院までの通院交通費が認められる場合があります。
2 通院交通費
通院交通費は、原則として、電車、バスの料金が、交通事故被害者の損害として、認められています。
但し、症状の内容・程度等から、タクシー利用が相当と認められる場合、タクシー料金が、認められています。
このように、タクシー料金が常に認められるわけではありませんので、ご注意ください。
また、自家用車を利用した場合、ガソリン代、高速道路料金、駐車場代等が、認められています。
3 付添人の通院交通費
入院付添のための付添人の、病院までの通院交通費は、上記と同様の基準で、交通事故被害者の損害として、認められています。
4 宿泊費、見舞いのための交通費等
必要かつ相当な額が、交通事故被害者の損害として、認められています。